母屋1階の大広間には榎忠の作品群「LSDF020」を展示。実際に戦地で使用された約3トンの薬莢、鉄のスクラップを再利用して制作された大砲のオブジェ「Liberty C2H2」、旧ソ連製のAK-47と米国製のAR-15を模した鋳物のマシンガン群です。
同じく母屋1階には、柳幸典の2018年新作の「籠の鳥」。本作で使用された日本刀は百島の空き家から発見され、太平洋戦争に出兵した島民が沈没する軍艦からこの刀一本のみを身につけて生還したというエピソードを持っています。
1階の土蔵には原口典之の2017年の新作「布袋とロープの関係」を展示。本作は大型船の2トンあまりの係留ロープが大きな布袋に詰め込まれ、その重量のみで自立しています。
「五右衛門風呂」の説話である石川五右衛門の釜茹での刑を描いた、三代目 歌川豊国(歌川国貞)の浮世絵「木下曽我恵砂路」も合わせてご覧ください。